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【TIPS】json-serverインストールでWebAPIモック作成から動作確認方法まで

json-server-install-usage-mockup

 

エンジニアライフスタイルブログを運営しているミウラ(@miumiu06171)です。

 

普段はフリーランスでシステムエンジニアをしております。

 

今回は、Node.jsのjson-serverパッケージを使ってWebAPIのモック(試作品)を作成する方法を紹介します。

 

 

JSON(JavaScript Object Notation)とは

 

JSONとは、データを定義する記法の1つで、JavaScriptのデータのようにデータを定義できます。

 

JSON形式のデータをファイルに保存したものをJSONファイルといい、拡張子は.jsonになります。

 

JSONファイルは、データを定義したファイルのため、簡単な設定ファイルとして使われたり、Web上で相手にデータを送受信する際にも使われます。

 

 

json-serverとは

 

json-serverとは、WebAPI等のモック(試作品)を簡単に作成できるnode.jsのライブラリです。

 

json-serverでモックを作成することで、開発用の擬似的なWebAPIのレスポンスデータを返すことができます。

 

 

json-serverの使い方

 

json-serverインストール方法

 

json-serverは、node.jsのライブラリであるため、以下のnpmコマンドでインストールすることができます。

 

 

 

モック(試作品)として使用するため、-Dオプションを付けるのが一般的です。

 

 

JSONファイルを用意する

 

json-serverの動作確認のため、以下のようなJSONファイルのサンプルを用意します。

 

 

json-serverは、一番上のオブジェクトのキーを、エンドポイントのパスに入れて使います。

 

上記のJSONファイルの例だと、「/user」にアクセスすると、”user”キーに属するユーザー情報の一覧のデータが返ってくるイメージです。

 

次に実際にjson-serverを起動して確認してみましょう。

 

 

json-serverの起動方法

 

json-serverを起動するには、以下の書式に従ってnpxコマンドを実行します。

 

【書式】

 

 

 

【コマンド例】

 

 

-wオプションは、JSONが書き換わったら、JSONサーバーを自動的に再起動するオプションです。

 

 

json-serverのAPIをブラウザで動作確認

 

Chromeなどのブラウザでjson-server (http://localhost:3003/user) へアクセスし、下図のようなユーザー情報が表示されればオッケーです。

 

json-server-confirmation-01

 

 

json-serverとclientを同時に起動する方法

 

json-serverのようなserverとReactのようなclientを同時に起動するには、concurrentlyパッケージを使い、package.jsonの”scripts”欄に同時に起動するコマンドを設定します。

 

 

 

ここでは、npm startコマンドでReact(クライアント側)とjson-server(サーバー側)の両方を起動する例を示しています。

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

json-serverのインストールから使い方までを紹介してきました。

 

開発フェーズでフロントエンジニアの方がサーバーからのレスポンスデータを擬似的に用意したいというときにjson-serverで試作することは有効ですので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

 

 

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